赤ちゃん 幼児 便秘 原因

赤ちゃんの頃の便秘の原因は?

新生児や乳児の時期は、母乳栄養なのかミルク栄養なのかによって便の状態や回数もかなり変わってくるようです。

 

新生児

母乳栄養の新生児の便は、悪臭がなく、すっぱいようなにおいがします。また便の回数も多く、便が柔らかいため便秘になることは比較的少ないようです。

 

それでも、生後一ヶ月を過ぎて腸の働きが整ってきた頃には、しだいに便の回数は減り、便秘を疑うような時期もあります。

 

これは腸の働きが整ってきたことと、母乳の消化吸収がよいためであり、赤ちゃんが苦しんでいる様子がなければ、特に心配する必要はありません。

 

しかし母乳の質が新生児の便秘に影響することもあります。後述しますが、母乳の質は赤ちゃんの腸内環境と切り離せない関係にあり、新生児の腸内環境が整っていないと便秘になりやすくなります。

 

 

次にミルク栄養の新生児の便ですが、一般に母乳の場合よりもやや乾燥していて、回数は少なめになります。しかし、最近のミルクの成分は母乳にかなり近づいているそうですから、ミルクの新生児でもゆるい便の場合もあります。

 

いずれにしても、ミルクの場合は母乳よりも便の回数が少なくなりがちですから、何日か便が出ないとしても新生児が元気な様子ならあまり心配をしないでよいということです。しかし、新生児の便が固くてコロコロしたかたまりが集まったように出てくる場合は、便秘の一種です。

 

 

母乳、ミルク、あるいは混合栄養いずれにしても、便の回数が2,3日おきになったとしても、便がある程度やわらかくて新生児も元気なら心配はありません。それは便秘だと考える必要はありません。

 

 

一方で、赤ちゃんがいくら力んでも水っぽい便さえ出なかったり、便がコロコロと固いなら便秘を疑う必要があります。

 

新生児が便秘になる原因ですが、離乳食をはじめる前ですから食べ物が悪いわけではありません。

 

 

考えられる原因の一つとして水分不足があげられます。

 

その場合は、昔から言われている方法ですが、お風呂上りに授乳に影響のない時間に白湯を飲ませたり、麦茶や砂糖水を少しずつあげてみましょう。与えすぎてオッパイを飲まなくなることがないように、1回20〜30ccずつ1日100〜150ccぐらいを目安にちびちびと飲ませましょう。またミルクの赤ちゃんの場合は、ミルクの量を増やすのがよいかもしれません。

 

砂糖水のつくり方
生後1〜2ヶ月なら、まず5%の砂糖水を与えてみるといいと思います。小さじ1杯(約5g)の砂糖かグラニュー糖を哺乳瓶に入れて100ccになるまで湯冷ましを加えます。

 

 

さらには、便秘は緊張していることが原因でおきるとも言われています。大腸の一部にけいれんがおき、便が一時的にそこで停滞してしまうので水分が少なくなり、小さなかたまりの便になってしまうのです。

 

赤ちゃんにやや神経質な気質があるのかもしれません。
(お母さんに強いストレスがあったり、夫婦喧嘩をすると赤ちゃんが便秘になるとも言われています。)

 

 

しかし、新生児が便秘になる根本的な原因として考えられるのは腸内環境が整っていないことです。

 

胎児

お母さんのお腹の中にいる時の赤ちゃんは無菌状態です。

 

それが自然分娩の場合には、お母さんの産道を通りながら、そこにいる菌を取り込んで腸内環境を整える準備をします。

 

そして、生まれた後には母親の母乳に含まれるオリゴ糖が、赤ちゃんの腸内にいる善玉菌のエサとなって腸内環境が整えられていきます。

 

ところが、近年は帝王切開による出産や産後の無理なダイエットによる母乳の質の低下などによって、腸内環境が整っていない新生児も多いようなのです。

 

また自然分娩の場合でも、もともとお母さんの腸内環境が悪玉菌優勢だったときは、その腸内環境が新生児にも引き継がれるという研究報告もあります。

 

新生児の腸内環境が整っていない状態で、便秘を改善しようと水分補給や静かな生活環境をつくってもあまり大きな効果はのぞめません。

 

まずはお通じをよくする土台づくりとして、腸内環境を整えることに取り組みましょう。

 

たとえば、ミルクにオリゴ糖マルツエキスをまぜることでお通じがつきやすくなります。

 

また生後3ヶ月頃を過ぎているなら果物の搾り汁を倍に薄めて、オリゴ糖を少し加え、1回に10ccから始めて、柔らかい便が出るまで、毎日少しずつ量を増やして授乳の間に飲ませるとよいでしょう。

 

赤ちゃんの便秘で最後の奥の手はこちら

 

乳児の便秘と母乳の関係

母乳栄養の乳児の便は、やわらかいのが普通で、便秘はあまりみられないといわれます。

 

乳児と母乳

実際に母乳栄養の乳児は、ミルクなど人工栄養で育つ乳児に比べると一般的に腸内環境が整っており、便秘になりにくいと言われています。それは、母乳に含まれるオリゴ糖が腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きをするからです。

 

それでも、まったく心配の無いわけではなく、母乳の質や量によっては便秘がちになることがあります。

 

特にお母さんの産後の無理なダイエットや食事の偏りによって母乳の質が低下している場合も多いようです。

 

乳児が生後一ヶ月を過ぎて腸の働きが整ってきた頃には、しだいに便の回数は減るものですから、何日か便が出なくとも乳児が元気そうであれば、そして便がやわらかければ心配はありません。

 

しかし、乳児が息んでいたり、痛がった様子だったり、ウンチの量が少ないかほとんど出ないということが頻繁に見られるようであれば注意が必要です。

 

母乳の量が足りていないと、カスとして出る便の量も足りないため、乳児が便秘がちになることがあります。

 

母乳の場合はミルクの時と異なり、飲んだ量が分かりにくいため、足りているかどうかを乳児の体重増加の様子で判断する必要がありますが、お医者さんや保健師さんと相談しながらミルクを足すことを検討してみましょう。

 

また母乳の質は母親の食べる物に大きな関係があるとも言われています。お母さんが肉や乳製品など脂肪分の多いものばかり食べると母乳もドロドロして出にくくなるのです。

 

母乳

そうなると乳児もおっぱいを吸う力がいるため、汗をかいて水分不足になりがちで便秘につながりますし、消化が悪くなることも原因になります。

 

乳児が便秘がちのときは母親も母乳の質に注意をして、油ものはなるべく控えめにしておき、食物繊維の多く含まれた食事をとるように心がけると良いようです。

 

また乳児の水分不足による便秘を防ぐために水分を白湯や麦茶などで一日数回少しずつ与えるとよいでしょう。

 

さらにお母さんの体の冷えが、母乳に影響することもあるようです。その結果、母乳を飲む赤ちゃんの体も冷えて血行が悪くなり、便秘になりやすくなるそうです。

 

母乳は本来は乳児の腸内環境を整えて、便秘になりにくくする素晴らしい働きがあります。それでも、乳児は病気や体調の変化など様々な理由で便秘になることがありますので、母乳をあげているにもかかわらず便秘になってしまったからと気落ちする必要はありません。

 

母乳の働きを補うものを乳児に与えることで、便秘になりにくい腸内環境に改善することは十分に可能です。
.

乳幼児の離乳食期以降の便秘の原因は?

 

離乳前のころの便秘は、赤ちゃんの気質や体質によるものも影響していると考えられますが、離乳食も始まり、それ以降の幼児期になると、食べ物や生活習慣などの環境要因も原因として加わります。

 

特に離乳食がはじまったころに便秘がちになる子どもはとても多いようです。

 

また、そのころを便秘がちのままで過ごした子供というのは1歳を過ぎて離乳食も終わり、2歳,3歳と大きくなっても改善しないことが多いようです。

 

これは食べ物や生活習慣を改善しないまま成長したために、生活自体が便秘の原因となっていると考えられます。

 

 

ところでまず覚えておきたいことは、うんちが何日も出ていないとしても、子どもが苦しむ様子もなく元気で、便も柔らかいなら、それは便秘ではないということです。

 

一方で、子どもが痛がってなかなかうんちが出ず、出たとしてもコロコロとして、とてもかたい場合は便秘になっています。

 

うちの子の時も、カチンカチンの石コロのような便が出てビックリしたことがあります。お尻から石コロが出てきたら、それは痛いはずですよね・・・

 

 

では、離乳食が始まってから3,4歳ぐらいまでの子供の便秘の原因として考えられるものを、調べた範囲で幾つかあげてみたいと思います。

 

まず意外に多いのが、牛乳の飲みすぎなのだそうです。

 

牛乳だけでなく、水やお茶にしても、これらの飲み物でお腹がいっぱいになってしまうため、野菜や果物の摂取量が少なくなり、繊維不足で便秘になりやすくなります。ですから、特に便秘がちのときは、飲み物を与える量についてもある程度きちんと決めておくことが必要かもしれません。

 

 

これに関係していますが、偏った食事も便秘の原因となります。

 

子どもがよく食べるからといって同じものばかりを与えたり、食事の量がまちまちだったりすると、お通じを助ける食材がどうしても不足してしまいます。

 

お通じを助ける食材には、便をやわらかくする食材・腸を整える食材・便のカサを増やす食材の3つがあり、これらがバランスよく摂取できると、便秘の心配はかなり少なくなっていくことと思います。

 

 

特に離乳食を始めたころは、ヒジキやワカメなどの海藻類の含まれる食事のベストです。これらは繊維質が多いとともに水に溶けやすいので、赤ちゃんのデリケートな腸にやさしいからです。また離乳食が始まってから時間が経過しているのに、まだ固形物をノリ状にすりつぶしたり、野菜を細かく刻みすぎてしまうと、繊維質の効果を少なくしてしまいます。

 

ただ、もともと>食欲のあまりない子もいますので、いろいろと工夫が必要になるかもしれません。

 

しかし、子供の食欲があまり無いとしても、無いなりにバランスの取れた食事を食べられるように努力は続けましょう。

 

 

別の原因となるのが、運動量の不足です。

 

赤ちゃんの運動量といっても限られてはいますが、それでも腸の動きを活発にすることはお通じをよくすることにつながりますから、とても大事な部分です。

 

本来は赤ちゃんは動き回りたくてしかたないものですから、そのためのスペースを十分につくってあげたり、歩けるようになったら外で遊ばせるための機会をできるだけつくってあげましょう。

 

また十分な運動をさせるのが難しい場合は、家でできる屈伸運動や金魚運動も効果的です。

 

もう少し大きい年齢になったら、友達と遊んだり、体を動かす機会を意識的につくってあげる必要があります。親が疲れていたり、忙しいと、どうしてもテレビやアニメなどに子守りをさせてしまいがちですが、短い時間でもよいので一日のうちで体を動かす時間をつくりましょう。

 

 

最後に便秘の原因としてあげたいものが心理的な要因です。

 

その多くが1歳から2歳までの子どもで、以前にとてもかたいウンチが出て痛い思いをしたことがトラウマになって、排便を我慢するくせがついてしまっているのです。そうすると便がますますかたくなり、また痛い思いをするという悪循環に陥ってしまいます。

 

また、親の排便のしつけが厳しすぎることが原因で、トイレや排便を怖がったり、反抗的になって、便を我慢することが習慣になっていることもあります。

 

これは意外と深刻で難しい問題です。叱るのは逆効果になることが多いようです。

 

子どもを安心させたり、自信をつけさせるために親の工夫と忍耐強いサポートが必要になります。

 

離乳食と便秘の関係

乳幼児の便秘は大きく分けると、離乳前と離乳食以降とに分けることができます。

 

離乳食

「便秘だった子が離乳食がはじまると治る」とも言われますが、逆もしかりで、離乳食がはじまった途端に便秘になる子も多いようです。

 

いずれにしても離乳食の開始によって、赤ちゃんの腸に大きな変化が生じているのは間違いありません。

 

生まれて初めて赤ちゃんのお腹の中に母乳やミルク以外の栄養が入るのですから、どちらかといえばほとんどの赤ちゃんは離乳食の開始時に程度の差こそあれ便秘になると思っておいていいでしょう。

 

赤ちゃんが元気な様子なら心配ありませんが、マッサージや腸を刺激する運動などできるだけ便秘の予防にいいことを続けましょう。

 

離乳食をスタートして一ヶ月もたつと、離乳食にもいろいろな食品を含めるようになると思います。

 

この時期からは栄養バランスを考えると共に、便秘がちの赤ちゃんは食物繊維の量が多いヒジキやわかめなどの海藻類を取り入れた離乳食を与えるとよいでしょう。

 

離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんの腸はデリケートなので、食物繊維の多い食品でもゴボウやイモ類のように筋っぽいものは避けましょう。

 

離乳食が始まると便の色もだんだんと茶色で硬くなっていきます。

 

また便を溜めることができるようになり、排便のペースもこれまでより間隔が長くなっていきます。

 

離乳食期に便秘がちになる場合は、水分の補給にも気をつけなければなりません。

 

ミカン果汁は便をやわらかくする作用があるので常備しておくとよいでしょう。

 

しかし、牛乳なども含めて飲みすぎは便秘の原因になることがあるようです。

 

これは飲み物でお腹がいっぱいになり、野菜や果物を十分に取れなくなってしまうためです。

 

野菜や果物が十分に取れないと繊維不足で便のカサが増えず、便秘になりやすくなります。

 

離乳食

尚、便秘になるからといって離乳食を中断する必要はありません。

 

離乳食は赤ちゃんにとってのいわば練習期間であり、お腹を食べ物に慣らし、食べ方を覚えるための期間です。

 

お腹が食べ物に慣れるに従って便秘はなくなることが多いので、恐れずに離乳食を続けましょう。

 

同時に離乳期は便秘になりやすいということを意識した上で、便秘によいとされるオリゴ糖を離乳食に混ぜるなどして、なるべく便秘させない工夫も大切です。

 

便秘は腸内環境が整っていないために起こるということはよく知られていますが、実は腸内環境が悪玉菌優勢になるか善玉菌優勢になるかの分かれ目は離乳期にあると言われています。

 

例えば、アレルギー患者には腸内の善玉菌ラクトバチルスが少ないことが分かっていますが、アトピー性皮膚炎については2歳になるまでに発症しなければ、その後は発症することはないと言われています。

 

このことは離乳期までの腸内環境がその後の健康状態にも大きく影響することを示す一例です。

 

子供の生涯にわたる健康が離乳期の腸内環境にかかっているかもしれませんから、この時期は特にお腹の健康に注意を払ってあげましょう。

 

乳幼児の便秘で最後の奥の手 コチラへ

 

ストレスによっても生じる子供の便秘

子供の便秘のなかには、単に食事や生活習慣の問題ではなく、心理的なストレスで生じるものもありますから注意が必要です。

 

泣いている赤ちゃん

便秘の程度がひどくて排泄の練習をしてもなかなか治らないときなどは、この心理的ストレスも疑ってみる必要があるかもしれません。

 

お腹がパンパンに張っていて、笑ったり泣いたりしたときにパンツにウンチをもらすようだったら心理的・精神的な要因で便秘になっていることが考えられます。

 

また心理的ストレスによる便秘は頭痛や嘔吐、腹痛などにもあらわれることがあります。

 

赤ちゃんでも母親が強いストレスをかかえていたり、夫婦喧嘩をしていると便秘になるとも言われており、子供であってもストレスは腸の働きに直接的に影響するようです。

 

病院で検査をしてもどこも悪いところがなく、食事や他の事を試してみても全く改善がみられないときなどは、子供が過剰にストレスを感じているところがないか思い起こしてみてください。

 

そして、できるだけ静かな環境をつくってあげたり、心のケアをしてあげることが必要かもしれません。

 

またストレスによる便秘は腸がけいれんして起きます。

 

このようなときは、腸を刺激するような下剤や冷たい水・牛乳などはかえって腹痛や下痢の原因になるのでよくないようです。

 

穏やかにお腹の調子を整えてくれる薬を使い、食事もなるべく消化のよいものを与えましょう。

 

乳幼児の便秘で最後の奥の手 コチラへ